Vanderbilt University Medical Center: MICU
こんにちは!えなです。
Vanderbilt University Medical Center (@アメリカ合衆国テネシー州、ナッシュビル)にて4週間臨床実習をしてきました!
MICU=Medical Intensive Care Unit(内科系集中治療科)
Trauma Surgery (外傷外科)
の2科でどっぷり急性期医療に浸かる日々を送っていました。
目まぐるしい実習生活をいま思い出すと、なんだか長い夢を見ていたような気分です。
夢の余韻にひたりすぎてブログを書かず叱られたので、まずはMICUの日々を振り返っていこうと思います。
MICUと書いてみっきゅーと読みます。
かわいい。ちなみにNICU(脳外科ICU)はにっきゅーでTICU(外傷ICU)はてぃっきゅーです。かわいい
8時 Morning Lecture
8時半~ Morning Round (回診)
12時~ いろいろ 新患対応、検査、処置、他科コンサル…
17-19時 やることなくなったら帰宅
これを週6日、土日のどちらかはオフという生活でした。
Lecture出席とRoundでの担当患者のプレゼン、の2つが学生の最低限のお仕事です。
その後も、担当症例に加えるための新患を待ち続け、突然湧いてくる手技のチャンスを虎視眈々と狙い、忙しく駆け回る先生方を追いかけまわしていると、いつの間にか1日が終わっています。
空いた時間には患者さんの病態についてミニレクチャ―をしてもらったり、コーヒー片手にカルテを読み込み、Uptodate(病棟PCでGoogle使える!ありがたい!!)と日本語のICUハンドブックを併用しつつ勉強することも多かったです。この勉強には意識して時間を割きました。サボると、language barrier以前に医学知識が追い付かない。
アメリカでしか見れない特殊な科!というわけでもないのですが、人種による疾患頻度の違い、DNR/DNIの決断、移植医療の身近さなどアメリカの医療事情について理解を深めるには全く不足のない環境です。
また、他科の先生にコンサルすることも多く、回っていない診療科の雰囲気も見れたのが個人的に楽しかったです。腎臓内科はきっちりスーツを着ているし、整形外科はアメリカでも体育会系でした。 世界共通なんですね…!
患者家族と医療者との距離も非常に近く、意気消沈している家族のメンバーをハグして励ましている様子に、ふと温かい気持ちにさせられます。
医療通訳の方が院内に常勤している、電話通訳専用の回線があるなど、英語を話せない患者さんへの対応が行き届いていることもカルチャーショックでした。
緊張感漂う一面について沢山書いてしまったので、次の機会に楽しいポイントもあれこれ紹介できたらと思います!
それではまた!
Vanderbilt University Medical Center (@アメリカ合衆国テネシー州、ナッシュビル)にて4週間臨床実習をしてきました!
MICU=Medical Intensive Care Unit(内科系集中治療科)
Trauma Surgery (外傷外科)
の2科でどっぷり急性期医療に浸かる日々を送っていました。
目まぐるしい実習生活をいま思い出すと、なんだか長い夢を見ていたような気分です。
夢の余韻にひたりすぎてブログを書かず叱られたので、まずはMICUの日々を振り返っていこうと思います。
MICUと書いてみっきゅーと読みます。
かわいい。ちなみにNICU(脳外科ICU)はにっきゅーでTICU(外傷ICU)はてぃっきゅーです。かわいい
入口。IDカードを通すと自動ドアが開きます |
★実習の流れ★
7時 病棟到着、診察、プレゼン準備8時 Morning Lecture
8時半~ Morning Round (回診)
12時~ いろいろ 新患対応、検査、処置、他科コンサル…
17-19時 やることなくなったら帰宅
これを週6日、土日のどちらかはオフという生活でした。
初日の回診はさながら頭上を飛び交う暗号でした |
その後も、担当症例に加えるための新患を待ち続け、突然湧いてくる手技のチャンスを虎視眈々と狙い、忙しく駆け回る先生方を追いかけまわしていると、いつの間にか1日が終わっています。
空いた時間には患者さんの病態についてミニレクチャ―をしてもらったり、コーヒー片手にカルテを読み込み、Uptodate(病棟PCでGoogle使える!ありがたい!!)と日本語のICUハンドブックを併用しつつ勉強することも多かったです。この勉強には意識して時間を割きました。サボると、language barrier以前に医学知識が追い付かない。
★そもそもMICUとは★
MICUはVanderbilt大学病院にいくつかあるUnit(集中治療室)のひとつです。Neurologic, Cardiac, Surgical, Trauma, Burn…と数ある集中治療室はそれぞれ特色のある患者さんを受け持ちますが、MICUはどれにも当てはまらない重症患者を一手に引き受けるジョーカー的な存在でした。疾患背景が複雑すぎて、そもそも病態の診断もついていないような症例が次々と送られてきます。ベッドサイドでのCV挿入はたくさん見ました。内科系だけど手技も多い! |
アメリカでしか見れない特殊な科!というわけでもないのですが、人種による疾患頻度の違い、DNR/DNIの決断、移植医療の身近さなどアメリカの医療事情について理解を深めるには全く不足のない環境です。
また、他科の先生にコンサルすることも多く、回っていない診療科の雰囲気も見れたのが個人的に楽しかったです。腎臓内科はきっちりスーツを着ているし、整形外科はアメリカでも体育会系でした。 世界共通なんですね…!
★患者さんとのかかわり★
呼吸障害や意識障害で挿管されている患者さんも多く、直接のコミュニケーションがとれない方もいらっしゃいました。そんな中でも、先生方が、"Hey Honey, you're doing great!"などと毎朝フレンドリーに呼びかけ診察しているのが、とても印象的。患者家族と医療者との距離も非常に近く、意気消沈している家族のメンバーをハグして励ましている様子に、ふと温かい気持ちにさせられます。
医療通訳の方が院内に常勤している、電話通訳専用の回線があるなど、英語を話せない患者さんへの対応が行き届いていることもカルチャーショックでした。
病室は全て個室。患者家族も泊まり込みで看病できる広さです(写真は入院前の状態) |
緊張感漂う一面について沢山書いてしまったので、次の機会に楽しいポイントもあれこれ紹介できたらと思います!
それではまた!
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