MGH泌尿器科


こんにちは、まさかボストンで自分の10年後のキャリアプランを書くとは思っていませんでした。こじこじです。



現在はMGHの泌尿器科を回っています。楽しいレジデント(後期研修医)とアテンディング(上級医)の下、たくさんオペと、少しだけ外来を見ています。いろいろありますが、make most of it!!の精神のもと乗り切っていきたいと思います。



1日のスケジュールは、

5:00 起床

6:30 病院到着

6:45 朝回診

7:45 1件目オペ開始(12-5件は見学してます)

17:00 解散

22:00 就寝



という感じで、好きなオペに行ったり外来見てもいいしとにかく自由です。オペも小児、腫瘍、結石のだいたい3系統に分かれていて、開腹・ラパロ・ダビンチ・音声入力で動く新種のロボット(?)・膀胱鏡などアプローチも様々です。毎日オペが15件程度あって,オペ室も複数の建物と階にわたって80室くらいあって毎日迷子になっています。オペ室に加えてリカバリールームと前室も全然違うところにあるしこの2か月で場所を把握しきれるとは思えません…。



ここでの驚きはたくさんあるんですが、8時入室のオペであったら当日の6時集合で悪性腫瘍切除など4時間手術でも前日入院をせずに手術を行うことです。抗生剤の服用も患者さんの責任で、「次の人抗生剤飲んでなかったからオペ中止で」なんてこともありました。前日入院では保険が適用されないために、このようになっているそうです。

入院もとにかく最小限で、前立腺全摘では「術後1日で退院、尿カテ入れたまま帰宅、1週間後の外来でカテ抜きます」というのが一般的で「病床にいるより日常生活してた方が回復はやいでしょ」と上級医は言っていました。その一方で、厳格な管理ができるわけではないのも事実で、保険制度が先なのか医療が先にくるべきなのか少しばかり考えさせられます。

おまけ
4月の第2週月曜はPatriot's Dayといってボストンの祝日で、ボストンマラソンが開催されます!(スタート地点に向かう人たちを見ながら早朝に病院に向かいました)

Charles川に沿って通学できるのはとても良いけど、風が強い!

こじこじ


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