Boston Children's Hospital: Department of Developmental Medicine


こんにちは。私は現在、ハーバードメディカルスクール関連病院であるBoston Children's HospitalのDepartment of Developmental Medicineで実習しています。いわゆる発達外来です。自閉症・ADHDを中心としたさまざまな発達上の問題をケアする分野です。この2週間は発達外来に滞在し、次の1週間は小児神経病棟、その次の1週間はComplex Care Serviceというさまざまな合併症を抱える子供たちの病棟で実習します。この1カ月で障がいのある子どもに対するアプローチを学びます。来月は先天奇形について学びます。日本では実習することのできない分野なので非常に貴重な体験です。


今日で最初の1週間が経ちました。月曜日(初日)は正直ついていくのが必死でした(笑)。分野上、言葉がないと状況を理解することが難しい(子どもの心理テストの結果などを議論するからです)ので、語学力が必須だと実感しました。事前にある程度予習しておいて本当に良かったです。木曜日くらいにやっと能動的に議論に参加できるようになったかなという感じです。FOCUSのおかげで、医学用語やカルテの内容には随分慣れていたのでとても助かりました。興味のある分野なので、ついていけたのかなという感じです。
実習のスケジュール的には8-5時過ぎまであり、昼休みはほとんどありません(笑)。ミーティングやランチセミナーで昼食は済ませます。ただし、症例の一つ一つが難しいので実習が終わった後にカルテを読み直さないと理解できないので6時ごろまで病院にいることが多いです。復習のためにカルテを印刷できることはとてもありがたいです。
水曜日の夕方には、Boston Children's Hospitalで実習している医学生(ハーバードの学生も外部の学生も含む)を対象とした症例検討会があります。自分の担当した症例で興味深いものをそれぞれ持ち寄って発表します。まだみんなの前で発表できそうな症例は見つかっていませんが、1カ月の間のどこかで発表できたらいいなと思います。ちなみに、ハーバードの学生や医科歯科以外からハーバードに留学してくる医学生は基本的にUSMLEのStep2を終えているので、みんな質問に対して非常にすらすらと答えます。英語とか日本語とか関係なく純粋に知識不足を感じたので勉強します!

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